読書リレー(27) 小林弘幸「死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい (幻冬舎単行本)」

 

1月6日のkindle日替わりセールで取り上げられていた本。健康オタクの私にはぴったりの本なので思わずワンクリックで購入しました笑 本の購入の即断即決ができるあたりが、電子書籍のいいところです。

 

この本の対象は、タイトルに「死ぬまでに歩くには」とあるくらいなので、50歳以上の方で、定年退職が近くなり、老後を意識されるような時期に差し掛かっている方々がメインだとは思います。実際、この本の著者が提示する具体例も年代を感じさせるようなものであり、ついていけないものもあります笑 しかしながらさすがは医者、色々な科学的情報を知っていて、その中には20代・30代でも役に立つ情報が書かれており、全ての年代が読んでもためになる本だと思います。

 

自分は前々から、健康年齢について興味を持っていました。死ぬ直前まで現役でいたいとおもっていたので、この本がマッチしたわけです。

 

よく日本は長寿国と呼ばれていますが、内実を見てみると、そうではないようです。この本でもその点が紹介されていて、「寝たきり年数」が紹介しています。平均寿命から健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)を引いた年数が「寝たきり年数」というものです。 日本人男性の場合、(平均寿命)80・21歳─(健康寿命)71・19歳=(寝たきり年数)9・02年であり、一方女性は、(平均寿命)86・61歳─(健康寿命)74・21歳=(寝たきり年数)12・4年だというのです。すなわち、日本の場合は約10年の「寝たきり年数」となるわけです。この本で紹介されている情報では、他の国においては、「寝たきり年数」の平均は7年程度だというので、いかに日本の「寝たきり年数」が長いかがわかります。すなわち、長寿国だが健康ではない、と言うことになります。

 

この本では、体のバランスを整えるためにも、スクワットが良いとべた褒めしています。加齢による身体の様々な面での機能低下を防ぐのが、スクワットというトレーニングだということです。スクワットすると、血流が良くなり、交感神経・副交感神経のバランスが良くなり、一番衰えてしまう大腿筋の筋力が良くなり…と、まさにいいことづくしだと言います。

 

ちなみに、私のような30代のビジネスパーソンでも、スクワットは良いというのが、この本を読んだ後での感想です。自律神経のバランスは男性の場合30代から乱れてくるといいます。加えて、現代人は交感神経に比重が傾いてしまっており、バランスが取りづらい状況にあるというのです。そうした状況の中で、しっかりと運動をすることは、自律神経を整える働きがある、というわけですね。

 

ということで、明日からの筋トレのメニューに、下半身も積極的に加えていきたいと思います笑

 

では、では