Se projeter dans l'avenir 〜INSEAD MBA留学記〜

2018年8月からINSEAD MBA留学。MBAで感じたことについて毎日つづります

ディクテーションの有効性〜純ドメがTOEFLを独学で攻略する〜

英語の基礎的な能力を上げるうえで、私が有効だと思ったものに「ディクテーション」があります。ディクテーション(Dictation)とは、読み上げられた外国語の文章や単語を書き取ること、と言う意味ですが、これをすることで自分が聞き取りにくい英単語や語順などの傾向性をつかむことができ、特にリスニング能力の向上に努めることができました。

 

かなり時間はかかりましたが、このディクテーションを実施して半年近くで、Listeningセクションで5点(20→25)上げることができましたので、それなりに有効な手段だったと思います。

 

では、このディクテーションをどのようにしたのかについて紹介したいと思います。

 

私は、「Scientific American」という以下のサイトを活用しました。

 

https://www.scientificamerican.com/podcast/60-second-science/

 

このサイトでは、サイエンスの様々なトピック(生物学、地理学、考古学など)について、最新の研究成果やニュースについて、2分から3分近くの英文で紹介されているサイトです。毎日更新されており、英文の朗読と、英文の原稿が掲載されています。インターネット上から音源もダウンロードすることができます。

 

私はこのScientific Americanを活用し、ディクテーションを行いました。具体的には、音源をダウンロードし、リスニングをすると同時にEvernote上に聞き取れた内容を書いていきます。その後、原稿と自分が聞き取った内容とを比較し、齟齬がないかを確認していきます。

 

では、なぜScientific Americanでディクテーションすることが有効なのでしょうか?私なりに考えて、次の2つの理由があります。

 

①レベル感がちょうど良い

Scientific Americanで扱われるトピックは自然科学を中心に多岐にわたっており、難易度の高い英単語も問答無用に出てきます。ほどよい難易度ですので、TOEFLの試験問題にもそのまま出てきそうなトピックが出てきます。

 

②長さがちょうど良い

一つの記事がだいたい2分〜3分ですので、ディクテーション→確認と復習まで、慣れれば30分くらいで全てをやり終えることができます。30分と言うのはちょうど良い時間で、出勤前や寝る前など、隙間の時間にも取り組みやすい、というメリットがあります。

 

もちろん、ディクテーションだけをしたからといってリスニング能力が劇的に伸びるとも言い切れません。TOEFLの試験準備においては、以下の2点に注意する必要があります。

 

TOEFLのリスニングで求められる範囲は、もっと広い。

Scientific Americanでは自然科学を中心としていますが、TOEFLで求められる範囲は自然科学のみにとどまりません。人文科学や社会科学も網羅する必要があるため、これらの対策を怠ると点数は上がりません。事実、私の場合はバックグランドが文系でしたので、社会科学の英語については問題はありませんでしたが、人文科学とくに美術史や建築などについてはベースとなる知識量が乏しく、対策に苦労した覚えがあります(今覚えば、半年かかったのも、こうした人文科学の分野で点数が取れなかったのでは、と分析しています)

 

TOEFLのリスニングは、もっと長い。

Scientific Americanでは、2分から3分の長さになっていますが、TOEFLのリスニングの長さは、最長(レクチャー形式)で3分から5分となっています。このため、慣れない英語を聞き続ける忍耐力と言う観点で言えば、ディクテーションで養える能力は限られるといえるでしょう。

 

以上のようなデメリットもありますが、やはり私のように「基礎もおぼつかない」ような人にとっては、ディクテーションは一つの有効な手段かと思います。ただ、留学経験や英語での業務経験もあり、ある程度のベースがあると思う方は、ディクテーションは飛ばしても良いかと考えます。ご参考になれば幸いです。

 

では、では