Se projeter dans l'avenir 〜INSEAD MBA留学記〜

2018年8月からINSEAD MBA留学。MBAで感じたことについて毎日つづります

中国でもブームになりつつある「ジム通い」

中国中产阶层和健身房“是真爱”|健身|健身房|瑜伽_新浪新闻

 

中国語のニュースサイトで、面白い記事を見つけました。全て中国語なので日本語でざっくりと解説すると、「今中国の中間層を中心にジム(フィットネスクラブ)が大人気!」というものです。

 

この記事によると、データは古いですが、都市部を中心にジムの設置数が年々増えてきており、近年のジム人気の加熱ぶりを感じることができます。私もジム通いを始めた身なので若干主観的な観点も入っているのですが、私の知り合いにもジムに通う人がどんどん増えている印象です。

 

例えば取引先の社長であるZさん。2012年に初めてお会いしたときにはぽっちゃりとした体格で社員からも愛される存在でした。そのぽっこりしたお腹は中国人らしく、お酒も強い彼はまさに中国人社長の典型的なイメージそのものでした。しかしその彼が、半年前から突然スリムになったのです。曰く、最近ジム通いにはまり、食事も気にするようになったとのこと。彼の会社の社員はみんな驚いていましたが、今ではとても健康的で若々しい印象を持ちます。

 

この人が典型例なのですが、従来社会的にステータスのある人々は、みんなどこかしらぽっちゃりしていました。中国の商習慣では夜の会食がセットなので、カロリー高めの中華料理とアルコールによって鍛えられ、お腹がぽっこり出てしまうのはある程度仕方のないことなのかもしれません。高級そうな腕時計をつけ、高級ブランドのシャツをきて、そのぽっこりしたお腹を出す、というのが成功者のイメージでした。ところが、そうしたイメージ通りの体格を持った人が次々とジム通いに目覚めているのです。

 

この記事にも取り上げられているのですが、こうしたフィットネスブームの背景には、健康への強い関心があることが挙げられています。いっときに比べるとだいぶ落ち着きましたが、それでも中国の都市部の空気は必ずしも良いとは言えず、PM2.5が大量に飛散する日が少なくありません。また、中華料理は油の多いものが多く、意識しないとどうしても健康を損ねてしまうようなものです。こうした環境では、否が応でも人々の関心が健康に向きます。ジム通いがブームになるのも頷けます。

 

またもう一つに、上記の例に挙げられる「成功者のイメージの変貌」が起きているのではないかなと思います。今まで富の象徴だったぽっこりお腹が、徐々にその輝きを失いつつある。そうした中で鍛えられた身体に向かって成功の象徴がシフトしつつある、そんな気がしてなりません。

 

このブームは短期的に終わることはなく、今後ますます伸びていくことが予想されています。近々、ライザップのような日本のサービスが中国に進出する、なんてこともあるかもしれません。

 

では、では