Se projeter dans l'avenir 〜INSEAD MBA留学記〜

2018年8月からINSEAD MBA留学。MBAで感じたことについて毎日つづります

MBA Period Zero Week 2② 〜ブランドの4D〜

前回のブログに続き、今回もWeek2のブランディングについてまとめたいと思います。今日はブランディングにおける4Dについてです。

dajili.hatenablog.com

 

4Dというとあんまり馴染みのない言葉かもしれません。事実私もなんのことかさっぱりでした。数字+アルファベットでよく使われるビジネス用語としては、3Cや4Pなどがありますが、それではない、4Dだというのです。

 

これではさっぱりよくわからないので、その4Dが何をあわらしているのか、以下にまとめたいと思います。

 

1. Definition (定義)

これは比較的簡単に理解できると思います。そのブランドは、どのカテゴリーに属し、どういう価値をもたらすのか、社会にある問題に対して、どのような解決を提供するのか、ということをしっかりと明示する必要がある、ということです。

 

2. Differentiate (差別化)

ビジネスの世界においては、同様のサービス、製品を提供するのは一社であるとは限りません。自身が提供するブランドは、他社とどう異なるのか、これも明確にする必要がある、ということです。

 

3. Don't Dilute(希薄化してはならない)

メッセージはシンプルかつ簡潔に。一つのターゲットに対して異なる価値を提供していると、帰ってブランドの有するメッセージが弱まってしまう。

 

4. Don't Diverge

上記1. 2.で明確にされたメッセージを長期間にわたって発信し続けなければならない、ということを意味します。

 

つまりこれらをまとめると、ブランドは自身のアイデンティティを明示し、他とは異なる明確かつ簡潔なメッセージを、変えることなく発信し続けなければならない、ということになります。うーん、これだけ聞いていると大変そうですね笑

 

このレクチャーを聞いている時、ふと日本のブランドについて思うことがありました。

パナと三菱電機のCMがこんなにも違う理由 | IT・電機・半導体・部品 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

総合電機メーカーの二社のCMがここまでも違うということについてまとめたものです。確かに、同じ白物家電を紹介するにも、全く雰囲気の異なるCMを作り出しています。一方では共働きという理想を掲げるやり方、もう一方は今の日本のごく一般的(といっても少し所得が高めの層になっていますが)な「あるある」を映し出すやり方。

 

当初この記事を見たときには、二社ともメッセージが明確で、また他社との異なる表し方をしているなと思っていました。これに加え今回レクチャーを受ける中で、シンプルさと継続性という点で見ると、少し違った見方をすることができるなと思いました。

 

まずパナソニックについて、これは共働きという理想を掲げるやり方を採用していますが、これは「我々の製品によってあなたが求める理想の生活を叶えます」というメッセージかと思います。これはコーポレートステートメントをWonders!に変更してからの路線と言っても良いと言えるのですが、どの製品にも共通して「理想を叶える」というキーワードを持っているような気がします。ビューティー家電やPana Homeについても、同様のコンセプトで進められており、上記3. 4.にも当てはまりそうです。

 

一方、三菱電機の方は、家電では「痒いところに手が届く」という「ニクいね!三菱」をキャッチフレーズとしており、このメッセージは他のBtoC製品では共通(サイネージや空調など)です。一方で三菱は他のBtoB製品のCMも行なっており、これについては技術を推しているなど、若干メッセージ性が異なるところがあります。これは3.に基づき、一つのターゲットに一つのメッセージをあて、BtoCとBtoBで異なるメッセージをうまく使い分けているといえるでしょう。

 

ブランディングについては今回さわりしか勉強することができませんでしたが、学べば学ぶほど「なるほど」と思ってしまうようなところがありそうな分野でもあります。MBAプログラム開始後に、どのように議論が展開されていくのか、楽しみです。

 

では、では