MBA’19J Launch Week⑦ 学習環境

今日は、オフィシャルのセッションは午前中のみ。これから始まる授業に向けて「どのように学習環境を作り出すか」というのがテーマでした。面白かったのが、「シェア」することが組織の協調を促す最大のファクターだということ。ということで、それぞれの「Who I am」について、セクションのメンバーと情報交換する場を設け、積極的に情報共有を行うという場でした。

 

面白いのは、なんだかんだ人のコアの性格は、家庭環境・社会環境などのバックグラウンドに大きな影響を受けているということ。今日知り合ったカナダ人は、家族が世界に散り散りになっていて、その人たちと自然にコミュニケーションを取っているうちに、外向的でオープンなコミュニケーションを好む人間になったと言っていました。私はどちらかというと内向的な性格ですが、家庭環境がそれに働くような背景が多かったので、やはりすくなからず影響を受けているのかなと思いました。

 

午後はグループのメンバーと、「Team Contract」の作成を行いました。これは、学校から要求されているいわば宿題で、それぞれのグループで守るべき取り決めを、契約書のフォーマットで作るというもの。ここまでは普通の集団・組織と大差ないのですが、面白い意見だなと思ったのは、「MBAは究極の試行錯誤の場だから、役割や意思決定方法を毎回変えていくべきだ」というものでした。確かに、ビジネスの実社会に出ると、どうしても自分のコンフォートゾーンの中に甘えてしまい、本来であれば取るべきアプローチをないがしろにしてしまうこともあります。一方でMBAは、失敗が許される場ですので、様々な試行錯誤を行い、その中で自分のスタイルを確立していくことができる、とても良い機会なのかもしれません。

 

そうやって考えると、昨日のチームビルディングで起きた出来事も妙に納得してしまいました。よくよく考えれば、社会人でバリバリキャリアを積んできた人々が、いきなり土木作業をやれと言われれば、猛反発が起きるのは必至だったと思います。それにもかかわらず、全ての学生が高いコミットメントを持って取り組んだのは、「何かを学んでやろう」という学生の高い目的意識と主体性があるからこそであり、それがあるからこそ非常に良い環境のもとで自己成長につなげられるのかもしれません。今回のグループにしても、各個人の目的意識は非常に高く、確かにタフではありますが、今まで感じたことのない成長のスピードを体感しているような気がします。それはまるで、今まで時速30kmで走っていた車が、いきなり120kmを走る車の集団に牽引されて、否が応でもスピードを上げざるを得なくなってしまったような感じです。確かに高速でそうこうしているので、燃費は非常に悪くはなりますが、それでも走りを通じて高い質の学びを得ている、そんな場なのかもしれません。

 

では、では