MBA’19J Launch Week⑩ Why MBAについて改めて考える

今日は久しぶりの休みでしたので、パリまで繰り出すことにしました。といっても特に何かをしたわけでもなく、パリの雰囲気を楽しむということだけであっという間に1日が終わってしまったような気が…。

 

今日でフランスにきてからちょうど1ヶ月がたちました。本当にあっという間の1ヶ月で、今までの人生の中でもここまで変化に富んだ1ヶ月は大学入学当初ぐらいなんじゃないかと思います。

 

Launch Weekが始まってからというもの本当に多くの同級生と握手を交わし、「What is your background?」「What is your plan after MBA?」「What is your plan during MBA?」のこのフレーズを懇々と使い、ネットワーキング(?)してきたのかなと思います。改めて振り返ると、はっきり行ってこれくらいしかコンテキストを共有しない300人近くの大人がここフォンテーヌブローに集まり、同じ釜の飯を食いそれぞれの目標に向かって切磋琢磨するわけであり、ある種のブートキャンプ的な場所なのかなと思います。

 

これが表していることは、ここにいる誰もが、MBA後にやりたいことをはっきりと持っている、ということです。そして、それを目指すための養成所としてINSEADを選んできているような気がします。だからこその、上記の3つの質問(というか共通の言語)によって会話を成り立たせることができるのだと言えるのでしょう。

 

そしてこの場所にいる学生は例えていえば、メンターとコーチがつき、最大限のバックアップの中で42.195kmをトップスピードで走るマラソン選手のようです。これは前にもこのブログで取り上げたように、PLDPだったりキャリア支援だったり、様々なサポートがあることを示しています。恥ずかしい話、私はここに来る前までは、教育機関に対するイメージが希薄で、日本の大学の学部に対するイメージの延長線上で考えていたところがあるので、良くも悪くも「全ては自己の裁量で、自己の責任で」というスタンスなのかなと勝手に考えていました。しかしそのイメージはいい意味で覆り、相当にタフな内容ですがしっかりとサポートを受けているという印象を受けます。さながら、アルキメデスが「私に支点を与えよ。されば地球を動かしてみせよう」と行ったように、「目標を与えよ。さればキャリアを動かしてみせよう」というような感じです笑 こうした最高の環境で、自分のゴールに向かって突っ走ることができる、そんな場所かと思います。私ははっきりと、「アジアの発展に貢献」「OperatingからStrategic Planningへのシフト」「Tech・Manufacturingを通じてAugmentedに携わる」というはっきりとしたモチベーション、スキルセット、興味があるので、これにフォーカスした動きが(なんとか)できています。そういう点では、ここのINSEADはキャリアの上での「トランジション」をはかる最高の環境なのではないかなと考えています。

 

逆に、ぼんやりとした目標を持って来ると、本当にどこに行けば良いのか彷徨う、そんな場所でもあるのかなと思います。ネットワーキングにしても、シンガポールキャンパスを入れて500人も同級生がいる(入学時期前後の学生を含めると1500人!)ので、1日1人と知り合っても完全に間に合わない計算です。また24時間という制約上、全ての選択科目やクラブ活動、就職活動ができるわけではなく、自分のターゲットに沿った「選択と集中」が迫られます。見方を変えれば、そうした訓練もこの1年で行わなければならないということなのかなと。

 

ということで、明日からいよいよP1が始まります。本格的に授業が始まりますます学生らしくなってきますが、1日1日を大事に、引き続きこのブログに綴っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

では、では