9月3日〜授業開始とソフトスキルの重要性〜

ということで、授業が(やっと)本格的に開始しました。Period 1、通称P1ではビジネスのハードスキルで基礎中の基礎である分野を勉強します。具体的には、Financial Accounting、Markets and Pricing、Introduction to Strategy、Organisational Behaviour、Uncertaintity, Data & Judgement、Financial Markets & Valuationの6つについて勉強を進めていきます。

 

今日はUncertaintity, Data & Judgementの授業と、Financial Accountingの授業の二つ。前者はビジネスに欠かせないデータの扱い方についてでした。事前のリーディング課題が標準偏差や平均といった算術のものであり、それらについて解説をするのかと思いきや、「これらはみんな知ってるね?じゃあ次」という形で、テンポよく進んでいきました。これがいわゆるIntensiveというものなのかと実感。

 

授業が終わったあと、昼にClub活動のインフォメーションセッションがあるというので見学。INSEADはクラブ活動も非常に活発であり、コンサルクラブやPEクラブといった業種別のクラブから、アジアクラブやアフリカクラブといった地域別のクラブ、ラグビークラブといったスポーツに至るまで、ありとあらゆる分野があります。これらはクラブが主催してキャリアトレックを行なったり、外部から講師を招いてセミナーを開いたりなど、勉学とネットワーキングの双方において助けになります。私もいくつかきになるものにSubscribe。

 

午後はFinancial Accountingの授業。3時間という授業だったが、これもこれで非常にテンポよく進む。私は大学時代に会計を独学していたこともあり、(英語への翻訳はひつようですが)復習と知識の定着化を兼ねてふむふむと聞いていました。

 

夜一旦家に帰ったのち、夜にはコンサル会社の説明会に参加。授業が始まったその日から就活するとは…。といっても、本格的な採用プロセスはまだ先で、あくまでも説明を聞きに行くといった印象でした。

 

ということで家に帰ってきたら、LinkedinでMBAに関する記事を見つけた。

https://www.ft.com/content/64b19e8e-aaa5-11e8-89a1-e5de165fa619

曰く、企業が求めているのは「ソフトスキル」の方だという。ソフトスキルというのは具体的には、リーダシップ・チームワークといったもの、また問題解決スキルなども一部ソフトが絡んで来ます。MBAの本来の価値は知識というハードにあるべきなところ、ソフトが求められているというのはまた不思議な話かもしれませんが、個人的には非常に納得します。

 

ここにきて思うのは、やはりビジネスというのは机上の議論だけでは何にもできず、完璧な分析を行なったとしても実行に移さなければ意味がありません。そうした点で必要なのは、知識をいかに持っているかというよりもいかに人と関わり、人を動かすかといったソフトの面です。MBAもその辺りをしっかりと理解していて、だからこそ多様性を重視したり、グループワークの比重を多くしたりといったことをして、ソフトの面を勉強できるような工夫をしているのでしょう。そういったプロセスの中で得られる知識はなかなか言語化できませんが、だからと言って会得できないものでもなく、それが将来的な価値になって来るのかもしれません。

 

では、では