Se projeter dans l'avenir 〜INSEAD MBA留学記〜

2018年8月からINSEAD MBA留学。MBAで感じたことについてつづります

一年制MBAのメリット・デメリット

6月も半ばに差し掛かってきて、授業の残すところあと少しわずかとなってきました。卒業する前に、なんならこのINSEADに在籍している間に、MBAとキャリアに関する情報も発信できればなと思います。

 

MBA特に海外フルタイムにおいては、2年制のものと1年制のものと二つのタイプがあります。2年制はアメリカをメインとしており、1年制はINSEADを中心とした欧州のビジネススクールに多い傾向があります。私はこの中でも1年制のビジネススクールをメインで受験し、INSEADにて勉強を進めてきましたが、その中で色々とメリット・デメリットがより鮮明に見えてきました。

 

ここでは実体験ベースで、1年制MBAのメリット・デメリットについてまとめたいと思います。

 

・メリット

①密度の濃い学生生活

やはり何と言っても、1日1日が濃いというのが特徴な気がします。これはカリキュラム・マインドセット双方から言えることですが、とにかく1日1日が濃密なので、非常に濃い学生生活になります。

 

例えば授業について。選択科目の授業は1単位で14コマ(1コマあたり1時間半)なのですが、0.5単位の授業となると長くて2週間、最短で週末の2日間で終わってしまいます。1単位の授業でも最短で2週間で終わります。なんでこんなことが起きているのかというと、一週間で4~7コマを一気にやるのです。もちろんだからと言って容赦はなく、がっつり課題やグループワークが入ってきます。

 

そして課外活動でも、やりたいことはすぐにやるという気持ちが働きます。1年で短いということもあり、多くの学生のマインドセットとしては、「今やっておかないと多分次できない」という生き急ぐ形の人が多い印象です笑 このため、旅行にネットワーキングに多種多様な動きをして行きます。このため、必然的に1日あたりの濃密度が高まってきます。

 

ただし、忙しさのレベルでいうと、正直なところ働いていたときの方が時間的拘束は長かったような気がします。時間を自分でマネージできますし、時間を調整して日中に子育てをできるわけですから、ある程度のゆとりもあるのかなと思います。

 

②就活の時間はしっかりある

1年制MBAだとよく受ける質問が、「就職活動大変じゃないですか?」というもの。インターンシップもできずそのまま一発勝負で選考に臨んでいくため、学業との両立を懸念するのも自然のことかもしれません。

 

ただ、個人的には逆に就活の時間は十分にあると考えています。一つ目は、カリキュラムがしっかりと調整されているという点です。他のビジネススクールはわかりませんが、少なくともINSEADにおいては、就職活動が解禁となる時期から、選択科目の推奨履修数がとても少なくなっています。このため1年制といえども、学生は就職活動に比較的時間をかけることができるのです。二つ目に、就職活動の効率性があるのかなと思います。というのもコンサルや事業会社の一部などすでにINSEADの多くの学生が志望する業界については、選考プロセスがグローバルで共通化されており、多くの学生が同じタイミングで同じ選考に臨みます。このため、情報共有や対策といった選考への準備にかける労力を節約でき、効率的に就職活動ができるというメリットがあるのです。

 

・デメリット

①知識の深堀ができない

個人的には1年制MBAで一番満足いっていないところかなと。上述した濃密な時間と一見矛盾する内容ですが、知識の探究という点においては正直1年制では短い気がします。もちろん、授業の内容等は全く問題はないのですが、その授業で得た課題意識や問題意識を、自分自身でさらに深掘りするには時間がありません。物理的な時間的制約があるため、授業のための準備や試験に費やすことがどうしても優先になってしまいます。一方で、そこから一歩進んで、例えば授業のケースに関連する本を読んでみたり、授業で推薦される文献を自分で読み解いていくといったことは、なかなかできません。

 

とはいっても、少なくともINSEADにおいては、「P6」と呼ばれる、卒業式〜仕事始めまでの時期が存在します。幸運なことに私も1ヶ月半ほどこの期間があるので、ゆっくりと自身の知識の探究に費やすことができればなと思っています。

 

では、では

 

 

では、では