野地秩嘉『成功者が実践する「小さなコンセプト」』〜読書リレー(89)〜

 新書らしい自己啓発の本です

成功者が実践する「小さなコンセプト」 (光文社新書)

成功者が実践する「小さなコンセプト」 (光文社新書)

 

 

政治・ビジネス・スポーツといったありとあらゆる分野においての成功者にスポットを当て、彼らが実践する考え方やコンセプトについて綴った本です。あまりに多くの人を紹介しているため、一人一人に当てられている分量はそこまで多くはありませんが、それぞれの魅力を伝えるには十分な分量となっており、まさに新書らしい本になっています。

 

いくつかは私もすでに別の本で読んだこともあるような内容が含まれていたため、全てが目から鱗の情報というわけではないです。しかしながら、一つ一つが明日からでもできるようなコンセプトと行動の実践となっているために、少しずつやってみよう、という気持ちにさせてくれます。

 

例えば、最後に紹介されていたマネックス証券松本大氏。彼の場合は、「凡事徹底」が紹介されています。例えば、マネックス証券を立ち上げた頃からブログを毎日更新しているだとか、日々の仕事でも自分から新しいことに取り組み、それを毎日しっかり継続するといったことが紹介されています。これらの本に紹介されている人々は皆著名な方々ですので、さぞかし天才肌なのかと思いきや、こうした日々の継続が大事というのです。継続は力なりとはまさにこのことですね。

 

これで思い出しましたが、最近ではそうした能力を「GRIT」と呼び、一つの能力として見直されています。アンジェラ・ダックワース氏のTEDが元になり出版された以下の書籍が有名なところでありますが、やはり継続は力なりなのでしょう。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

 

にしても毎日ブログとは本当にすごいです。私もそれを目標にしていますが、仕事の関係でどうしても更新できない日や、なんとなくだらけてしまう日などが出てきてしまうものです。やはり覚悟が違うのですね。この本を読んで、私もその点についてははと気付かされてしまったのでした。継続は力なり。ということで引き続き頑張って描き続けたいと思います。

 

 

では、では