2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読書リレー(47) 書け!書け!ー森博嗣「小説家という職業」

小説家になりたいなら、小説は読まなくていい、ひたすら書け、書け! 小説家という職業 (集英社新書) Amazon 小説家の森博嗣が書く、小説家についての暴露本。Kindleの日替わりセールだったので、即ポチしました。 森博嗣といえば、「スカイクロラ」等の小説…

読書リレー(46) 経験に勝るものはなしー丹羽宇一郎「戦争の大問題」

戦争は忘れた頃にやってくる。でも絶対に忘れてはならない 丹羽宇一郎 戦争の大問題 Amazon 伊藤忠商事でトップを務めた後、中国大使になった丹羽宇一郎の最新作。日本社会の戦争に対する記憶が薄れていることを憂慮し、先の大戦で実際の戦争体験をした方々…

読書リレー(45) 邦題が違う良本ー「残酷すぎる成功法則」

良い本ですが、邦題が違います。 残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する Amazon アメリカのブロガーによる、一般的に「成功する」と言われている常識に対し、科学的なデータを用いて実証していこうと言う本。ビジネススクールの教授陣の最…

読書リレー(44) 努力は報われないのに…ーヘミングウェイ「老人と海」

老人と海 (光文社古典新訳文庫) Amazon またしても、「小さい頃に読んでおけばよかった」と思える本を読んでしまいました。こうした有名な著者の有名な作品が数々存在している中で、どうして私はそれらを読まずに生きてきたのかと感じざるを得ません。その点…

読書リレー(43) いや、日本語は凄い発明をしたと思うー「日本語の宿命」

この本では日本語をネガティブに捉えていますが、むしろ日本語の功績を讃えてもいいのではないでしょうか? 日本語の宿命~なぜ日本人は社会科学を理解できないのか~ (光文社新書) Amazon 社会科学を理解できないのは、社会科学の概念の日本語訳に問題があ…

読書リレー(42) 人間にとっての真実ー「人間の大地」

つくづく、小さい時にこういう本を読んでおけばなと思わざるを得ない読後感でした。 人間の大地 (光文社古典新訳文庫) Amazon サン=テグジュペリによる小説。個人的に小説はあまり好きではありません。冗長かつ婉曲的な表現が多く、また読み手に多様な解釈…

読書リレー(41) 資料は凄いが口下手な日本人ー「交渉プロフェッショナル 国際調停の修羅場から」

プレゼンが苦手なのは日本のビジネスパーソンだけでなく、日本人全体に言えるようです。 交渉プロフェッショナル 国際調停の修羅場から (NHK出版新書) Amazon 著者は国際会議等で活躍する交渉官・調整官。日本人ではあまり馴染みのない国際調停の世界を紹…

読書リレー(40)② アジア需要はまだ取り込めるー「世界一訪れたい日本のつくりかた」

中国にいる立場として、アジアのポテンシャルはまだまだあると思います。 世界一訪れたい日本のつくりかた―新・観光立国論【実践編】 Amazon 昨日に引き続きこの本について。本書では日本が観光大国になるために様々な施策を提言しているのですが、その中で…

読書リレー(40)① 大事なのは、観光業の国際化ー「世界一訪れたい日本のつくりかた」

要するに、観光業も国際化していかないといけないんですよ、ということ。 世界一訪れたい日本のつくりかた Amazon 新観光立国論が売れて、メディア露出も増えてきたデービッド・アトキンソン氏。第1作から著者を知っている私にとっては、ファンだったインデ…

読書リレー(39) 結局似たり寄ったり?ー「新世代CEOの本棚」

新世代CEOの本棚 Amazon 今、旬の起業家たちの読書論についてまとめたもの。一編一編が独立しており、Kindleで読むぶんにはちょうど良いサイズ感になっています。 思うのは、「経営者って結局どれも似たり寄ったりな本読んでいるな」ということ。起業家とい…

読書リレー(38)② 中国的起業家とアメリカ的起業家ー「アマゾンが描く2022年の世界」

起業家のスタイルは、お国柄が出るということなのでしょうか? アマゾンが描く2022年の世界 すべての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」 (PHPビジネス新書) Amazon この本では、タイトルにもあるアマゾンの比較対象として、現在中国ECの先駆的企業ともいえ…

読書リレー(38) ECの次に見えて来る世界「アマゾンが描く2022年の世界」

これからアマゾンがどのような世界を描いていくのか、モニターが必要です。 アマゾンが描く2022年の世界 すべての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」 (PHPビジネス新書) Amazon 立教大学ビジネススクールの教授がまとめたアマゾンの現状と戦略まとめ。ビジ…

読書リレー(37) メディアは未来を作り出すかー田端信太郎「MEDIA MAKERS」

メディアは現実を映し出すだけでなく、未来も作り出すのでしょうか。 MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体 宣伝会議 Amazon インターネットが普及してから、ますますメディアの重要性が叫ばれている昨今、そうしたメディアを作り出すことができるのでは…

読書リレー(36) 過去は繰り返すー千葉三樹「ウェルチにNOを突きつけた現場主義の経営学」

ウェルチにNOを突きつけた現場主義の経営学 (光文社新書) Amazon 未来を見るには、過去をしっかりと捉える必要があるようです。 元GE(ジェネラルエレクトリック)という世界でも有名な電機メーカーで、日本人としては初めて副社長まで伸びつめた、千葉氏の…

読書リレー(35) 数字はこうして作られるー門倉貴史「統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~」

データは客観的なものですが、データは主観的に作られるのです。 統計数字を疑う~なぜ実感とズレるのか?~ (光文社新書) Amazon 経済評論家の門倉貴史氏の著書(この人結構テレビにも出ていますよね?)。巷にあふれている「統計」というデータ。普段から…

読書リレー(34) 失敗から逆転する方法とは? ー中尾政之「失敗は予測できる」

失敗は予測できる (光文社新書) Amazon 失敗は予測できる、だけじゃなく、逆転できるかもしれません。 本書では、工学的な観点から「失敗はどのようにして起きるのか?」「失敗をどのように防ぐことができるのか?」という観点について、様々な具体例を用い…

読書リレー(33) 実は見つけやすい?仕事効率化のカギ ー本間卓哉「全社員生産性10倍計画」

仕事の効率化のカギは、実はいたるところに落ちているのかもしれません。 全社員生産性10倍計画 Amazon 読書リレー(32)で働き方における効率性について考えていたところ、AmazonのKindle Unlimitedで偶然見つけてしまったのがこの本です。タイトルに「全社員…

読書リレー(32) 三田紀房「徹夜しないで人の2倍仕事をする技術」から考える「働き方改革」

『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』 (コルク) Amazon この本は去年のちょうど今頃始めて手にとって読んだ本なのですが、ふと思いつくことがあったので、もう一度この本を読んでみました。 三田紀房氏はご存知の通り…

読書リレー(31) 古市幸雄「「1日30分」を続けなさい」

「1日30分」を続けなさい!Kindle版: 人生勝利の勉強法55 Amazon 今日は少し原点に戻って、勉強法についての本を読んで見ました。勉強論をといた本の中ではかなり有名な部類にはいる本ですが、今まで読んだことはありませんでした。成果を出すために、どのよう…

読書リレー(30) 島崎敢「心配学〜「本当の確率」となぜずれる?〜」

心配学~「本当の確率」となぜずれる?~ (光文社新書) Amazon 読書リレー初めて早くも30冊目に到達しました。30冊と言えば今の読書のペースでは一ヶ月分に相当するので、そのぶんをしっかりとまとめておきたいという思いはありました。少しずつこうした小さ…

読書リレー(29) 佐藤航陽「未来に先回りする思考法」

未来に先回りする思考法 Amazon ビジネスにおいて重要なのが、いかに未来を予測できるのかという点です。世界的に有名な投資家であるウォーレン・バフェットも「ビジネスの世界では、常に、フロントガラスより、バックミラーの方がよく見える。」と言ってい…

読書リレー(28) 本田哲也「戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則」

戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則 Amazon PRについて書かれた本。PR(Public Relation)というと日本ではあまり馴染みがない分野なのですが、海外では非常にポピュラーな考え方です。私も勉強不足のところもあったのだが、この本はPRのことについて知ると…

読書リレー(27) 小林弘幸「死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい (幻冬舎単行本)」

死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい Amazon 1月6日のkindle日替わりセールで取り上げられていた本。健康オタクの私にはぴったりの本なので思わずワンクリックで購入しました笑 本の購入の即断即決ができるあたりが、電子書籍のいいところです。 この…

読書リレー(26) 薬師院 仁志「英語を学べばバカになる~グローバル思考という妄想~」

英語を学べばバカになる~グローバル思考という妄想~ (光文社新書) Amazon 2005年の本ですが、タイトルが面白かったので手にとって読んでみました。「英語を学べばバカになる」。仕事の関係で英語が必要であった私は、集中して英語を勉強した時期があったの…

読書リレー(25)ジョーナ・バーガー「インビジブル・インフルエンス」

インビジブル・インフルエンス 決断させる力 Amazon 今年2冊目はこれ。 社会心理学の観点から、「人が人に与える影響」について書かれたものです。ビジネス・パーソン向けに書かれた本ですが、内容が社会科学の専門分野の研究成果を中心に紹介した作りとなっ…

読書リレー(24) ハイディ・ハルバーソン「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 Amazon あけましておめでとうございます! 2018年が来ましたね。今年も変わらずこのブログで本を紹介できればと思いますので、今年も何卒宜しくお願いいたします。 今年初めの一冊は、コロンビア大学…