だじりブログ

日々の読書から広がる考察

読書リレー(38)② 中国的起業家とアメリカ的起業家ー「アマゾンが描く2022年の世界」

起業家のスタイルは、お国柄が出るということなのでしょうか?

 

 

この本では、タイトルにもあるアマゾンの比較対象として、現在中国ECの先駆的企業ともいえるアリババを取り上げています。中でも、トップであるジャック・マー氏とジェフ・ベゾス氏の考え方や立ち振る舞いが非常に対称的で、とても印象的です。

 

ジェフ・ベゾス氏はどちらかというと、「これが私の見る世界だ」と言わんばかりの態度で持って社会に対峙しています。一方のジャック・マー氏は、「中国を、世界をよくしていこう」という考えが強く出ています。このため、前者では対外部とのリレーションが良くないのに対し、後者は政府や財界とも良好な関係を築いており、アプローチの方法が異なることがわかります。

 

ジェフ・ベゾス氏のこうしたアプローチに、現代のリーダーシップが見えて来ます。以前のイメージでは、アメリカの方がジャック・マー氏のように「社会を良くする」という貢献的な考えの方が強かったように思われるのですが、今や人を引き付けるのは、「人のために」という利他的なものではなく、「俺についてこい」というビジョナリーなリーダーなのかもしれません。

 

では、では