英文雑誌の活用法〜純ドメがTOEFLを独学で攻略する〜

私のように1年以上TOEFL対策がかかるような人になると、そもそもベースとなる英語力があまりないケースが多いと思います。TOEFL試験云々の前に英語を読む体力を要請しないといけない、そう考えた私は、リーディングマテリアルとして英文雑誌、特に「The Economist」を活用していました。

 

The Economist - World News, Politics, Economics, Business & Finance

 

単純な「英文の読み物」であれば、洋書やネット上の情報でも良いんじゃないかと思います。また、週刊誌にも様々な種類があり、有名どころだと「Times」や「Newsweek」などが挙げられます。その中でも私は「The economist」を選んだのは色々な理由があります。

 

①ちょうど良いサイズ

これは主に洋書やネット上の情報との比較ですが、英文雑誌は各記事がちょうど良い分量になっており、細切れの時間などに使いやすいのが特徴です。また、ネットの記事のように単発で終わるわけではなく、しっかりと読み切るにはそれなりの時間がかかります。このため、毎日少しずつじっくり読んだとしても、私のように英語に慣れていないと一週間はかかってしまう分量です。

これが洋書だと、分量が多すぎます。何せ200-300ページもあるような文章になってくるので、読むのに一苦労します。またトピックが興味がなくなってしまうと、そのまま読み続けるモチベーションの維持にも大変です。その点英文雑誌だと、様々なトピックがあるため、これはつまらないけどこれは面白いというように、選り好みもできるわけです。

 

②トピックに偏りがない

これも洋書やネット記事との比較ですが、Economistは比較的社会科学から人文学、自然科学に至るまで、広い分野をカバーしています。このため、全方位での対策が必要となるTOEFLを視座に入れた英語読解の基礎的スキル向上にはもってこいと言えるでしょう。

 

③分析がふんだんに使われている

これはNewsweekやTimesとの違いです。これら二紙は、まさにアメリカらしく感情に訴えかけるようなストレートな描写が多い印象を受けます。また、写真も比較的センセーショナルなものを選びがちで、どちらかというと「絵になる」記事を書いてくる印象を受けます。

その点The Economistは、さすがはイギリス紙といったところか、独自の分析をふんだんに掲載しており、読んでいて新たな知的発見があるので、飽きることがありません。また写真も比較的抑えめで、文章を読むことに集中することができます。

 

④表現がこなれている(が、こなれすぎてもいない)

これは全般的に言えるのですが、The Economistの英文は比較的表現がこなれており、難易度的には少し高めです。このため、TOEFLのリーディングよりも難しい表現が含まれているため、練習にはちょうど良いレベル感だと思います。これがNewyork Timesあたりになってくると、あまりにも難しすぎて、私のような基礎がない人は苦労すると思います。程よい難易度という点では、The Economistがよかったと思います。

 

リーディングの対策として、英単語や文章を理解することはさることながら、英文を読むスピードも大事になってきます。3つの文章・計51題を60分以内で解く必要があるため、1つの文章にかけられる時間は多くても5分程度です。このため、スピードを早くしつつも内容をしっかりと理解する必要があります。この対策を行うためにも、常日頃から英文に接するというのは自分にとって良い訓練となりました。実際、これらをきちんと行うことで、最大で6点上がったので、間違いではないと思います。

 

参考になれば幸いです。

 

では、では