GMAT準備の第一歩〜GMATを独学で攻略する〜

海外MBA受験にとって切っても切り離せない試験がGMATだと思います。

Official GMAT Exam Website: Prepare & Plan for Business School

その難易度は私のようなノンネイティブからすると非常に高く、高度な英語理解力はもちろんのこと、高い論理的思考を求められる試験です。私も多分にもれずこの試験で大いに苦しむことになり、納得のいくスコアを出すまでに計三回受験、期間にして約半年の時間を要しました。しかし最終的に750という比較的Competitiveなスコアをとることができましたので、とても満足しています。

 

GMAT対策にあたり、私が主張したいのは次の一点です。

「GMATは、独学で攻略できる」

ということです。

 

TOEFL同様、この試験も私は独学で挑戦することにしました。巷にはGMAT試験対策のための講座を開講する学校がたくさん存在し、多くのMBA受験者がそれを有効に活用し時間をうまく使っています。しかし、それらの塾の費用は、将来にはきっと大きく稼ぐであろう、またプログラム入学に際し多額の入学金を支払わなければならない、逆に言えばそれくらいの財力を有するMBA受験生の足元を見られているのか、軒並み高額に設定されていました。当然、私はそんな金など持ち合わせていませんでしたし、そもそも勉強の段階では本当にMBAに行けるかどうかわからないような状態でしたので、独学という道を選択しました。

 

こうして独学というメソッドを選んだ私ですが、時間は自由に使えたこともあり、試行錯誤に割いて行きました。そのメソッドを簡潔に表現すると、「Manhattan+Wlimitsで基礎づくり→OG+Prep+中国本で量・質ともに高いアウトプット」というものですが、幸運にも、最終的には満足のいくスコアを出すことができ、このアプローチが有効だったのだろうと振り返っています。

 

このメソッドの具体的な紹介は順を追って説明するとして、まずGMATの取っ掛かりとしてどういう準備をすべきなのか紹介したいと思います。

 

 

GMAT試験は日本人受験者が今まで経験してきた試験とは異なるタイプであり、CAT形式と呼ばれます。もちろんここではそうした点についていちいち紹介しませんし、むしろ専門書を当たった方が良いと思います。これらがどういった概念なのかを知るために、またGMATという試験がそもそもどういうものなのかというのを知るために、市販の参考書を用いてマインドセットをすることが必要だと思います。この作業をするにあたりおすすめしたいのが以下の参考書です。

 

新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略

新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略

 

 

4320円と割高な本ですが、買う価値はある入門書かと思います。日本人のために、GMATがどのような試験で、どのような対策をしていくべきなのかを、各セクションごとに書いてあります。これを読めば、試験の全貌をつかむことができ、スムーズな準備を進めることができるようになります。だからと言って、これ一冊で全ての対策ができるほどGMAT試験は甘くはありません。これはあくまでも単純な読み物として、GMAT試験がどのようなものなのかの理解を早めてくれる本だと割り切る必要があるかと思います。

 

この本の使い方としては、単純な読み物として、息抜きに読むという感じで進めていった方が良いと思います。私の場合は、TOEFL準備の際にあらかじめ買っていて、TOEFL対策の息抜きにこの本を手に取り、読み進めていきました。参考になれば幸いです。 

 

では、では