MBA Period Zero Week 1 〜ビジネスモデル分析〜
前述紹介したMBA Period Zeroの講座を着実にやっているのですが、おとといやっとWeek1が終わりました。
オンライン上で開講されているし、MBAプログラムスタート前のものだから、なんだ簡単だろうとたかを括っていたのですが完全に的外れ。予想を超える難易度と分量に圧倒された一週間でした。
何がかって、レクチャーが長い。スライドが配布されるのですが、その分量もかなりある。そして、ケースに基づいて行うために、そのケースにおける状況を考えないといけない。よくよく考えれば、ケーススタディなんて会社の研修ぐらいでしかやったことがないので、どのような思考回路で考えるべきなのか迷い、加えて英語の能力の制限もあり、かなり苦戦した一週間だったかと思います。
その内容とは、「ビジネスモデル」。ビジネスモデルというと、確か3年前くらいに本屋でブームになったかなと記憶しています。この世の中にはどのようなビジネスモデルがあるのか、どのようなビジネスモデルが生み出されてきたのか、というようなまとめ本が出版されたり、どのようなビジネスモデルこそが利益を生み出すことができるのか、といったような実践的な議論まで出てきたかと思います。当時私も、「ビジネスモデル全史」「ビジネスモデルの教科書」といった、コンサル出身の方が出版した本を手に取っていた記憶があります。
Week1のトピックは、そうしたビジネスモデルをどのように分析するのか、という点にテーマが絞られていました。ビジネスの分析という観点で言えば、身近なところでいうと3C分析だったり、SWOT分析などありますが、今回紹介されていたのは、「Business Model Canvas」というフレームワークでした。
Business Model Canvas - Wikipedia
これは、右側に需要サイド、左側に供給サイドの各要素を取り、それぞれの項目においてどのような特徴を有しているかをまとめていく、SWOTの考え方に近いフレームワークです。ただし項目はかなり多くあり、以下が挙げられます。
Key Partners
Key Activities
Key Resources
Cost Structure
Value Propositions
Customer Relationships
Channels
Customer Segments
Revenue Streams
これにまとめることにより、このビジネスモデルが他のビジネスモデルと比べてどこに強みを有し、また競合と比較してどの点で優れているのか、といった比較検討を行うことができます。分析のツールとしては非常にまとめられていて、使いやすい印象でした。
実ビジネスをしていると、自身が携わっているビジネスをこのような形でフレームワークに収めて分析することなんてほとんどないと思います。ましてや私はあまりこのようなフレームワークを知らなかったので、かなり勉強になりました。このプログラムは今後も続くので、面白いポイントがあったら適宜ここで紹介していきたいと思います。
では、では