GMAT Verbal独学記① 〜洋書の活用法〜
前回に引き続き、GMATの対策についてまとめていきたいと思います。今回はVerbalで。
Verbalには三つのタイプの問題があります。一つはSentence Correction。問題文の中に下線部が引かれており、その文章に文法的な誤りがなければ、Aを、誤りがあるのであれば、残りのB〜Eの4つの選択肢から選択するというタイプの問題です。英文法に対する理解もさることながら、独特な表現方法(いわゆるGMATルール)をしっかりと覚えておく必要があります。
2つ目はCritical Reasoning。これは100words前後の比較的短い文章とそれに付随する質問が提示され、それに該当する回答を5つの選択肢の中から選ぶというタイプの問題です。その名の通り、ロジカルシンキングが求められるタイプの問題と言えるでしょう。
最後はReading Comprehension。その名の通り文章題です。 これは日本人に取っても馴染みのあるスタイルの問題ですが、扱われるトピックが多岐にわたる(アメリカの歴史だったり、心理学とかだったりする)ことから、それらの背景知識を掴んでおく必要があります。
これらは同じVerbalとはいえ、それぞれに独立した問題のスタイルであることから、個別に対策を進めていく必要がありました。そこで私が活用したのがManhattan PrepのStrategy Guideシリーズです。
Reading Comprehension GMAT Strategy Guide, 6th Edition (Manhattan Prep GMAT Strategy Guides)
- 作者: Manhattan Prep
- 出版社/メーカー: Manhattan Prep
- 発売日: 2014/12/02
- メディア: ペーパーバック
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Critical Reasoning GMAT Strategy Guide, 6th Edition (Manhattan Prep GMAT Strategy Guides)
- 作者: Manhattan Prep
- 出版社/メーカー: Manhattan Prep
- 発売日: 2014/12/02
- メディア: ペーパーバック
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本来であれば、洋書ではなく日本語の書籍を用いて対策を進めるべきだと思うのですが、このクオリティで各パートを詳細に説明する書籍が日本において存在せず、Manhattanに当たらざるを得ないという形で対策を進めました。結果としてはとても良かったと思っています。
特にSentence Correction。いわゆるGMATルールをかなり細かく掲載しているのと、頻出する文法分野(時制の一致やイディオム)を詳細に説明してくれているので、問題を解きながら辞典のように扱うことができます。
驚くべきは、GMATの出題レベルとの同期率です。言い換えれば、GMATが出題するタイプの問題をうまく捉えていて、「あ、これManhattanでやっていたな」と思う問題が、OG Prepでも本番でもかなり出てきたと記憶しています。
ちなみに、もう一つKaplanも活用したのですが、これは個人的にはあまり活用法を見出せず…。高得点を取るための各パートの攻略法と例題が掲載されているのですが、いずれも散発的な印象があり、あまりOG Prepや本番で出てきた覚えがありません。OG Prepもやり込んだ、もう問題がない、という方はこの本に手を出して見るのも良いかもしれませんが、逆にいうとそこまではあまり必要性を感じられない一冊でした。
Kaplan GMAT 800 (Perfect Score Series)
- 作者: Kaplan Test Prep
- 出版社/メーカー: Kaplan
- 発売日: 2014/04/01
- メディア: ペーパーバック
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では、では