ビザ

留学に向けたフランスのビザ申請がやっと終わりました。

 

留学の場合、ノービザでいける3ヶ月を超過してしまうために、ビザの申請が必要となってしまいます。ビザの申請については、提出が必要な資料が多くあり、準備に時間を要することから、各ビジネススクールも学生に対して、「ビザの資料はASAPで準備するように!」と念を押しています。

 

私のケースでいくと、私個人で渡航する際には、学生ビザというもので十分でした。中国・台湾でビザ申請の経験がある自分にとって、フランスの学生ビザの申請単体でみれば、比較的用意と思われました。しかし、今回は家族を連れていくことになっているので、家族の分のビザを準備しなければならないということで、かなり負荷がかかりました。というのも、学生ビザよりも帯同のビザ(正確には、ビジタービザというカテゴリーになるそうです)の方が条件が厳しく、学生ビザ以上に資料の提出を求められるからです。

 

学生ビザにおいて、おおまかに必要とされたのは以下の資料です。

①申請フォーム

②学校からのオファーレター

③経済証明(学費と、現地での生活費を十分に賄える資金を持っていることを証明する必要がある)

 

台湾や中国だと、ビザ申請にも健康診断が必要だったり、警察署まで行って犯罪証明というおどろおどろしい名前の証明書を発行してもらったりと、色々と大変だった記憶があります。これに対してフランスの学生ビザは比較的楽?と言えるのかもしれません。

 

ただ、一点面白かったのが、学生ビザの場合Campus Franceといって、フランス大使館が認める機関で面接を受ける必要があるというもの。面接はフランス語か英語で行われるため、ちょっと緊張しました笑

 

で、大変だったのが帯同ビザ。上記学生ビザに加えて、必要とされたのが以下の資料です。

④現地にて就労しない旨のレター(フォーマットが決まっていて、サインする)

⑤現在の社会的状況、現地での生活などの詳細を記したレター(フランス語もしくは英語)

⑥上記⑤に関連して、現在の社会的立場を証明する資料(休職証明など)

⑦フランスでの滞在先がわかる資料(家賃・広さ・住所などが明記されている必要がある)

⑧滞在期間中をカバーする保険の加入証

⑨家族関係を示す公的証明(アポスティーユ付き戸籍謄本のフランス語翻訳版)

 

私の場合、妻が休職してフランスまできてもらう形になっていたので、会社に休職証明を発行してもらい、あらかじめ住居を決め、保険に入りと、かなりドタバタしました。

 

妻の友人の大使館関係者によると、ビジタービザは今現在申請許可が大変厳しいようです。理由としては、ビジターとしてフランスに入国した後、現地で不法就労をしたり、現地で帯同していた人と離婚をして頼るあてがなくなってしまうなどの事例が増えているためだといいます。

 

昨日の記事に在日外国人について書きましたが、それぞれ移民に対する考え方は千差万別なのかなと、このビザ申請を通じて感じてしまいました。

 

dajili.hatenablog.com

 

 

では、では