パリで世界都市について考えてみる
今日は日曜日で時間もあったこと、フォンテーヌブローのお店が午後からほとんどしまってしまう(チェーンやスーパーなどを除き日曜日は基本的に閉まる店が多い)ため、パリまで出かけて買い物に行きました。
個人的にパリは2回目で、2014年に観光で滞在した以来の訪問となります。流石の観光都市にふさわしく、ルーブル美術館やノートルダム大聖堂、オペラなどの建築は圧巻でした。8月のまさしく観光シーズンということもあり、街には観光客がひしめいていました。逆にパリジャンはバカンスを楽しんでいたのか、あまり人の多さは感じませんでした。
当たり前ですが、パリは世界的にも有名な都市で、世界都市の一つ(ニューヨーク、ロンドン、東京、パリ)の一つとして数えられる都市であります。
しかしその対外的な評価とは裏腹に、街を歩いていて少し違和感を感じてしまいました。本当にこれが世界都市なのだろうか?というものです。
こんなことを言うと、全フランス国民から非難轟々を受けるかもしれませんが、今日はなぜかそう感じざるを得ませんでした。この違和感はなんだろう?というところもあり、家に帰って色々調べながら推敲。私が感じた違和感は以下の二つでした。
①都市が小さい
ここでいう小さいと言うのは、あくまでも面積や人口といったスケールの話です。調べると、パリの人口は200万人(近郊を含めると1200万人)で、規模感的には名古屋と一緒くらいです。イメージに比べて意外に少ない。
②オフィスビル群が小さい
2017年のForbes Global 500によると、パリに本拠地を置くGlobal 500社の数は、ニューヨークやロンドンの数をしのぎ、西洋最多だといいます。しかし、そのデータにそぐわない規模感。今日はパリのオフィス街と呼ばれるラ・デファンスにも行きましたが、ショッピングモールやオフィスビル群はかなり小さい。それこそ名古屋や福岡といい勝負で、中国の各都市とはスケールが全く違う。
私は規模の大きさがはっきりしている中国に長らく滞在していたこともありそう感じてしまったのかもしれませんが、とにかく街中を歩いただけではパリが世界都市とはどうしても思えない、そんな印象を受けてしまいました。
まあ、そうはいっても都市については人口や面積といった規模だけでなく、文化や政治といった無形の価値があることもまた真実で、そうしたところでパリは世界中に影響力を及ぼしているのでしょう。ただし、この違和感はしばらくは続きそうですが笑
では、では