9月19日 〜Give and Takeが難しいなら、Giverになりなさい〜

水曜日は基本的に授業がないので、この日はグループワークだったりクラブ活動だったり、家族との時間に当てたりパリ散策に当てたりなど、人によって過ごし方は様々です。私の場合、午前にCareer Development Centerのコーチとの面談、午後にグループディスカッションという比較的真面目な水曜日でした。

 

午前中のコーチとの面談。すでにSkypeでファーストコンタクトは済ませてありますが、5つあるINSEADのピリオドごとに面談が義務付けられており、キャリアに関する相談や就職活動に関する情報共有などが行われています。INSEADは、卒業後に入学前の所属先に戻る人の方が少数派であり、ここでトランジションを経て異なるセクター・異なる職種・異なる地域へと移っていきます。このため、キャリア相談は学生生活のサポートの重要な恬として位置付けられており、それゆえINSEADもかなり力を入れているように思えます。

 

さてその面談では、卒業後の進路とそれに向けたネットワーキングと情報蒐集の方法について議論を行いました。ネットワーキングというと個人的には非常にいやらしい響きがあり、比較的避けてきたのですが、ここINSEADではネットワーキングを全面的に推奨しています(まあ、ビジネススクールですから当たり前と言えば当たり前ですが)。内向的な私はこの考えになかなか馴染めず、そのことについて相談をしました。特に、ビジネスパートナーならまだしも、学生同士で利害関係のある関係構築をしたくないという点について話をしたところ、「だったら自分が一番に何かを与える人になるべきだ」というコメントをもらいました。自分が何ができるのかを知っていて、それを必要とする人に与え続ける。こうすることで、自然とTakeが帰ってくるのだと。情けは人の為ならずという日本の言葉ではありませんが、発想の転換になるほどねと思った時間でした。

 

午後はグループワーク。Financial Market and Evaluationの課題で、実際の製造業のケースを用いて、NPVを用いた投資判断をするというものでした。我がグループは皆とても良い人なのですが、自分が理解しないと物事が進められないというか、悪い言葉で言うと我が強いと言うか、とにかく意見が活発に出てきます。その分時間はかかり、当初2時間の予定が3時間という大幅な超過をしてしまったのですが、個人的には非常に楽しい時間を過ごせています。中には、「もっと良いタイムマネジメントできないのかよ。」と愚痴をこぼす人もいましたが笑 こうしたグループで作業をすると言うのは、人工的に作られたかなりチャレンジングな環境であるというのを思い出せば、この時間の貴重さが実感できてきます。おそらく私は執拗に、「まだだ、もっと議論しよう」と言うことになるのでしょう笑

 

終了後、妻のホストファミリーがフォンテーヌブローまで来てくれていたと言うこともあり、お茶をしながら色々と話していました。色々とおもちゃをもらい、我が娘は大満足。もうすぐ一歳の誕生日なので、盛大に祝ってあげたいところです。

 

では、では