だじりブログ

日々の読書から広がる考察

読書リレー(53) 怖い本だけど…ー亀山早苗「人はなぜ不倫をするのか」

怖い本ですが、妙に説得力があります…。

 

 

タイトルがおどろおどろしい本。タイトルの通り「人はなぜ不倫をするのか?」という疑問について、異なる分野の学者が様々な知見を駆使してこの問いに答えていきます。社会学歴史学、動物学など、範囲が多岐にわたっており、読み進めると様々な発見があり興味深いです。

 

数年前から、芸能人の不倫報道が数々なされ、一般の人からすると、不倫はいけないことなのに、なぜ人々は悪事に手を染めてしまうのか?と疑問に思いたくなると思います。

 

ただ、この本から見えてくるのは、そもそも不倫がいけないことなのか?という、問い自体に対する疑念です。そもそも不倫がいけないことなのに、人々は不倫をしてしまう、ということは、悪いこととわかっていても止められない、人間のメカニズムの一つなのではないかと、こう考えることが可能な訳です。こうしてみると、様々なことが見えてきます。

 

例えば、生物学の観点から。一夫一妻という形をとる動物は、哺乳類で3~5パーセント程度しかいないそうです。つまり、結婚そのものが、そもそも生物のセオリーからは例外的である、ということが言えます。このほかにも色々な事例が紹介されていますので気になる方は一読をお勧めします。

 

にしても、怖いタイトルです。笑

 

では、では