読書術の前に、読書そのものの大切さを教えてくれる2冊

今年初めから始まったCOVID-19の影響で、多くの人が週末も外出せず、自宅で過ごす ことが多くなったのではないかなと思います。そうした中で多くにほとが口にするのが、休日の過ごし方。人によっては家でできるような新しい趣味を見つけてそれを楽しんでいる方も多いようです。

 

そうした、新しい趣味の中で、「読書」を選ぶ人も少なくないようです。実際のところ、オンラインを中心に歴史の本の売れ行きが好調だというニュースも出ています。読書は家の中でゆっくりするものとしては非常に良いのかもしれません。

 

巷では、よく本を読むことについて色々な考え方がはびこっているような気がします。人によっては読解力を鍛えるために読書をすべきだという、目的と手段がこんがらがっているパターンもあれば、単純に読むのが楽しいからという人もいます。そうした中でそもそも読書ってなんのためにするんだろう?という疑問が浮かぶのはある種当然なのかもしれません。

 

今日はそれに二つの異なるアプローチで考える本を紹介したいと思います。

 

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

  • 作者:本田 直之
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

一つ目は、レバレッジ・リーディング。著者の本田直之氏は自己啓発本もいくつか出しているのですが、おそらくこの本が著者の中でも一番有名なのではないでしょうか?

 

この本の一貫しているところは、本を読むことを自己投資だと考えていることです。そしてそれは、投資の観点で考えると非常に費用対効果の高いものだと言います。どうしてかと言いますと、通常なら数万円かけて、その著者が主催するようなセミナーとうに出て、その人の話を聞くことと、数千円かけて本を読むことで得られる情報はほとんど同じだからです。もちろん、セミナーと読書では臨場感によって異なるので知識の習得具合には違いがあるのは否めませんが、本を読むことで新しい知識を習得できるという点においては、これほど効率の高い買い物はないわけです。

 

この本では、そうした観点から、特にビジネスパーソンを対象に自己投資としての読書の有用性をあげています。非常にわかりやすいロジックなので、読書のモチベーションを上げるにはうってつけの一冊かもしれません。

 

本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法

本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法

  • 作者:出口 治明
  • 発売日: 2019/06/21
  • メディア: 単行本
 

 

続いてはこちら。大手保険会社を経て起業し、現在は大学の学長となった出口治明氏が、読書に関して自身の考えを整理した本になっています。こちらの本はビジネスライクというよりかは、人間としての教養をいかに培うことができるかという点で読書を見ており、こちらはこちらでとても参考になる考え方です。

 

まとめると、読書は人によって様々な目的があると言えますが、ビジネスパーソンとしては、「自己投資」×「教養」の重なるあたりがマインドセットとしてはふさわしいと思うので、ぜひこの二つを参考にしてはいかがでしょうか。