だじりブログ

日々の読書から広がる考察

10月4日 〜FintechとAIと〜

今日は授業や講演会を含めると、朝8時半から夜9時まで計12時間の連続セッションでした。ここまでくるとノンネイティブな私では夕方になってくると頭の回転が鈍り、どんどん消耗しきってきているのが明確にわかるようになってきました笑 どのようにしてノンネイティブな言語でもフルフルで戦い抜ける体力をつけていくか、今後の課題のような気がします。

 

午前中は3時間のOrganizational Behaviourの授業。実際の事例を用いた説得や交渉のロールプレイングを行いました。ただ正直に言えばロールプレイングの限界を知った1日でもありました。そのロールプレイングでは、それぞれがある立場を演じ、サラリーの交渉やパフォーマンスの評価などを行なったのですが、いくら実務経験があるとは言え、実際にそうした仕事についていないとなかなかリアリティを持って接することは難しいような気がします。加えて交渉やコミュニケーションにおいては、それぞれの文化に大きく影響されるわけですから、そこでも違ってきます。

 

私の場合、実際の仕事の場において、諸事情あって自分の部下を退職に追い込ませるという、非常にタフなそして今後一切やりたくない場を経験しています。そこでは、相手の真剣度が全く異なります。向こうにはキャリアが、人生がかかっているため、一つ一つの言葉の重みが全然異なるわけです。そうした場を知ってしまっている以上、こうしたシミュレーションがどうしても陳腐に見えてしまうのは致し方ないのかもしれません。

 

とはいいながらも、逆にシミュレーションでこれ以上できることもないのかなと思ってもしてしまいます。シミュレーションである以上、自分の人生をとしたという形のことはできなくなるわけで、そうした形のリアリティはやはり現実世界でないとなかなか味わえないというような気がします。そうした意味では、改めて自分の現実世界での経験の貴重さを味わうことができたシミュレーションだったんじゃないなかと思っています。

 

午後にUncertainty Data and JudgementとFinancial Accountingを行い、その後AIセミナー第二弾ということで、Deputy Deanによる「AIとStrategy」という題で基調講演がありました。昨今は第三次AIブームと呼ばれて久しいですが、印象に残っているのが「人間は身近な未来については、それがすぐに起きるだろうと過大に考えてしまう癖がある」というもの。よくこのての議論においては、すぐにシンギュラリティがきて人間の仕事が置き換わられていくというような話が出てきますが、そうした話は、時期尚早ということで、もう少し冷静に考える必要があるのかもしれません。確かに、ムーアの法則に基づいた、AIの機械学習の成長スピードの速さについては目を見張るものがありますが、それでも人間の過大評価の点を見捨てることはできない、ということです。引き続き、この議論をウォッチしていく必要があるなと感じた講演でした。

 

その後すぐ、経営コンサルティング会社が主催する「Fintechと現在の銀行の状況」と題した講演会があったので参加しました。そこでは、実際にFintechのプロジェクトに多く参画してきたコンサルタントによるプレゼンテーションが行われました。

 

Fintechというのは現在世界共通で起きている事象であり、どの角度から見ても、スタートアップに競争優位があるのは否めません。既存勢力である銀行業界も、CVCやM&Aを用いてそうした新規分野への開拓を目指してはいるのですが、まだまだStartupの市場需要への適応力、変化への対応力などでは大きく劣っているというようです。既存の銀行も頑張ってはいるが、圧倒的なStartupやTech企業の優位性の前に苦しんでいる、というのが現状だということです。Fintechは興味のある分野で色々と文献を読みあさったり講演を聞いたりと知見を勝手に広めてきたのですが、こうした実務者から話を聞けたのが今回が初めてであり、非常に有益でした。

 

終了後、当日夜締め切りのグループワークに誰も手をつけていないことが発覚、締め切り1時間前の23時になってWhatsuppグループがにわかに騒ぎ始めました笑 ストレス下での議論ならびに課題遂行については、実務においてもなかなかないことであり、それはそれでスリリングではありました笑

 

では、では