モビリティについて考える
新年あけましておめでとうございます。今年もMBAを中心にビジネスについて、そして読んだ本について、更新頻度高めにどんどん書いていこうと思いますので何卒よろしくお願いいたします。
さて新年一発目は特に学校関連ではなく、日本のビジネスについて。名古屋市で、トヨタとソフトバンクが提携し自動運転実用に向けた実験を行なっていくことで合意したというニュース。新年早々とても興味深く見ました。
モビリティについては私が一番興味を持っている分野なのですが、ビジネススクールではそこまで注目されていない印象です。UBERのケースはよく授業でも取り上げられるのですが、ほとんどがUBERがどのようにして戦略的に現在のポジションを築き上げて言ったかという観点で議論がなされている一方で、あまりどのようにして自動運転などを結びつけてモビリティ社会を再構築していくかという点についてはあまり議論ができなかったイメージがありました。
一方で日本ではかなりモビリティ社会についての議論が進んでいる印象です。というのも自動車産業は日本にとってもとても重要な産業であり、大手自動車メーカーもかなり危機感を持って取り組んでいるような印象を受けます。
そうした中でのこのニュースですが、場所的には面白いのかなと。名古屋市はまあトヨタのお膝元ということであり、自動車社会にいち早く取り組んでいた場所でもあります。加えて、都会・郊外・田舎がミックスしていて良い。名古屋中心市街は日本でも有数の大都市ではありますが、郊外は完全な車社会だったりして、意外とアンバランスなところがある。そうしたところに、現在のテクノロジーを用いて問題解決ができるという点で、課題先進国ならぬ課題先進都市なのかもしれません。
AIなどのテクノロジーの分野では、アメリカや中国などに出遅れている印象があるのですが、日本初のモビリティ・ビジネスモデルが出てくるのを個人的には期待しています。
では、では