電機大手が軒並み堅調な理由は
海外にきちんと拡大できつつあるから、といってもいいのではないでしょうか?
<電機大手>全7社が黒字確保 主力事業堅調(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
これによると、東芝を除く電機七社において、黒字を確保したのみならず、ソニー・日立・三菱電機の三社においては営業利益が過去最高を記録したということで、電機大手は久々の春を謳歌しているような、そんな時期になっているといえます。
これを見て、「アベノミクスは成功した!」という見方も取れなくはないですが、こうした校長の背景には、海外にシフトしたこととの影響が大きいように見受けられます。
この記事でも、中国、イギリスなどの具体的な国名が出ていますし、電気自動車の普及という、日本とは若干流れの異なる部分でしっかりと需要を摘み取っている、そんな状態にあるのではないでしょうか?
思えばリーマンショックやユーロ危機の時に、日立やソニー、パナソニックは痛みを伴う改革をしました。三菱電機はITバブルの頃から静かに経営の最適化を図ってきましたが、それがここにきて実を結びつつあるんじゃないかなと、そんな気がします。確かにシャープや東芝など、あまり良い噂を聞かない企業も存在しますが、それを見て電機業界全体が悪いという風に思うのは誤りであって、なんだかんだ叩かれても日本の電機業界は底力を持っていると思います。
ただし、楽観視はできません。中国の経済も悲観論がありますし(私はどちらかといえば楽観的ですが、全体的には悲観論が多い?)、電池も技術革新次第ではどうなるかはわかりません。常に緊張感を持って、今後来るべき変化にしっかりと答えていく、そんな柔軟な姿勢が求められているように思います。
では、では