GMAT Quantitative対策記

GMATは大きく分けてVerbal、Quantitative、Analytical Writing、Intergrated Reasoningの四つのパートがあります。このうち、VerbalとQuantitativeについては、各51点満点で、それぞれの点数に基づいてスコア(最大800点)が付与されます。ここが各スクールが重視する点数であり、日本人出願者が海外トップスクールのMBAにアプライする際、基本的に700点以上取ることが推奨されています。

 

Verbalはいわゆる国語、Quantitativeは数学、と思えば良いでしょう。Verbalでは読解能力や論理的思考能力を測り、Quantitativeは計算能力や数学の思考能力を測る試験と言えます。

 

日本人出願者が特に苦労するのがVerbalです。高い英語の読解能力が要求されるため、高得点を取るのは非常に難しいパートとされています。一方、Quantitativeは要求される数学の知識は必ずしも高くはなく、日本の文系大学受験レベルで十分に対応可能です。このため、対策次第にとっては満点を取ることも不可能ではありません。このため、日本人出願者としては、いかにQuantitativeで満点に近い点数を取り、Verbalをカバーするか、という考え方になると思います。私も典型的な日本人出願者でしたので、このようなアプローチで対策を進めていきました。

 

私は、以下教材を用い、独学で対策を進めていきました。

 

アゴス・ジャパン『MBA留学 GMAT完全攻略』

 前回のブログでも書きましたが、GMATの試験がどんなものかということを掴む上では、この本はかなりの良書です。それはQuantitativeにおいても過言ではなく、どのような試験の内容なのかということを把握することができました。

新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略

新テスト対応版 MBA留学 GMAT完全攻略

 

 

洋書と異なり日本語で記述されており、また日本人出願者を対象として記述されているので、レベル感がマッチしており、効率的に理解を進めることができました。

 

②インターナショナルマスアカデミー

ネット上で購入できる教材です。下記ウェブサイトを通じて購入ができます。

インターナショナルマスアカデミー

多くのGMAT受験ブログでこの本が書かれていたので、まずは購入をしてみて対策を進めていきました。この本は「大学受験の数学レベル」から「GMATのQuantitative」の対策を進めるにあたって足りない部分をちょうどよく補っている、日本人出願者にとっては最適の教材と思います。まず数学の各用語(足し算掛け算、中間値、確率など)の英単語がまとめられており、その後Quantitativeにおいて頻出する分野(確率など)の例題と対策が載っています。難易度も非常にGMATで出題される問題と酷似しており、対策が非常にしやすかったと記憶しています。正直、日本人出願者だったらこの一冊で十分なんじゃないかと思っています。

 

③GMAT Official Guidebook

①②でインプットした後は、ひたすらOGを用いてアウトプット。私は最新版のOGに加え、過去数年前のOGをネット上で中古で購入し、一通り解いてみました。

GMAT Official Guide 2018: Book + Online

GMAT Official Guide 2018: Book + Online

 

 

こうして対策を行い、本試験1回目は満点には一歩及ばず50でしたが、その後は継続して満点を取れるようになりました。ご参考になれば幸いです。

 

では、では