コンビニ居酒屋の前に無人コンビニの動きを忘れてた

 

dajili.hatenablog.com

 

昨日コンビニに関する記事を書きましたが、そもそもコンビニということである重要な動きを忘れていました。それが無人化です。

 

もちろん、私はコンビニエンスストア業界のプロフェッショナルではないので偉そうなことは言えませんが、少なくとも私が中国で商売をしていて、無人コンビニの出店に関する動きを肌で感じてきました。

 

news.mydrivers.com

 

中国語のサイトなのでわからない方には恐縮なのですが、中国ECサイト大手である京東が無人コンビニをオープンしたというニュースです。この記事は2017年10月時点のもので、私が上海に滞在していた期間にも続々と実験の店舗が増えて行っていたので、無人コンビニの拡大を文字通り肌で感じたものです。

 

これでは、キャッシュレスサービスと連動しレジなし店舗を実現しています。顔認証のついたゲートを通り店内へ、商品を手に取ったら、自分自身でセルフレジにて会計を行うというものです。

 

このシステムの中で大事になってくるのは、いかにして盗難を防ぐかということで、そのための対策が様々な形で織り込まれています。例えば先ほどあげた顔認証は、店内の監視カメラと連動し、何か不審な動きがないかをチェックすることができます。

 

また、キャッシュレスサービス、例えばAlipayやWechatペイなどは、ユーザー情報がわかりますので、それで怪しい購入履歴をトレースするということもできます。下手すると、店員がいる実店舗よりも万引き率は少なくなるのではという試算も出ているそうです。

 

このコンビニの無人化の大きなメリットは、何と言っても人件費削減でしょう。依然人件費の安価な中国においてすら、コスト削減において人件費削減というのは死活問題です。そうした問題をこの無人コンビニのシステムは助けてくれます。

 

また、ビックデータという観点でも有効です。先ほど申し上げた通り、こうした無人コンビニはキャッシュレスサービスを用いて行いますので、容易に購買履歴などがトレースできます。これにより、より高い精度で購買行動のデータを取ることができます。

 

ということで、日本ではどうなのかなと思って調べてみたら、こんな記事が…。

hrnabi.com

 

キャッシュレスサービスが普及していないことが、無人コンビニの発展を妨げているというのがこの記事の結論です。やはり、そうしたインフラをどうにかしない限り、日本はこうしたITテクノロジーの後塵を拝し続けてしまうのかも、と思ってしまいました。

 

では、では